株主総会を終えて

昨日、当社の第81期株主総会がありました。総会には株主のほか、当社の役員および副部長以上の社員が出席します。会社の状況を知らせる意味で、毎年社員にも出席してもらっています。今期もいろいろなことがありましたが、決算の数字上でみるとまずまずの期でした。

突然ですが、新幹線はなぜ速いか?答えは全車両に駆動があるからです。在来線は一部の駆動車がほかの車両を引っ張っているため、スピードは出ません。会社も同じです。全社員が同じ方向を向いて前に進んでこそ会社の勢いが出ます。それぞれの役職の責任を果たしてこそ、真の目的が達成されます。誰一人として遊んでいるわけにはいきません。当社は「出入りの大工の姿勢」をモットーにしており、全社員がその思いを持って仕事に打ち込んでいます。地鎮祭に着る「印半纏(しるしばんてん)」はその気構えを表しています。来期もその意気込みで仕事をしていきます。

今回の総会で、息子が新たに役員(専務)に就任しました。昨年グループの100周年の行事を終え、今年で101年目を迎えています。そろそろ次のことを考える時期が来ました。新しい発想で会社経営を考えてもらいたいと思います。しかし、私もまだまだ走り続けるつもりです。

「走り」といえば11月3日の富山マラソンで、当社の社員6名が走りました。それも寺崎工業のTシャツをデザインして作成し、それを着て走ってくれました。うれしい限りです。後日行われた慰労会に私も出席し、労をねぎらい一緒に美酒を呑みました。その参加者のひとりが突然上着を脱いだと思ったら、下にそのTシャツを着ており、爆笑の渦に包まれました。とても楽しいひと時でした。