先日、出張で新高岡駅から北陸新幹線に乗り、東京へ向かいました。
新高岡駅のコンビニで新聞を買おうとしたところ、「置いていません」とのこと。新聞を買うという行為が、駅のコンビニでさえ当たり前ではなくなっていることに、私は愕然としました。
いったい、新聞の需要はどこまで減っているのでしょうか。そこで、「新聞用紙」について調べてみました。
新聞はデジタル化の進行によって発行部数が減少しています。夕刊の廃止や広告収入の減少も続いています。
さらに、この8月7日には産経新聞が、東北6県での新聞発行を11月いっぱいで休止すると発表しました。こうした動きが続けば、新聞用紙の需要はさらに減少していくことになります。
新聞用紙の需要は、2006年がピークで当時は378万トンの生産がありました。それが2026年には126万トンまで減少する見込みです。2006年を100%とすると、わずか33.3%。つまり、新聞用紙の需要は3分の1にまで減ったことになります。
紙・板紙の分野別の生産量を見ても、最も減少率が大きいのが新聞用紙です。
2026年の新聞用紙の需要は126万トン。一方、コピー用紙などを含む情報用紙の需要は122万トンで、ほぼ同じ水準になります。
新聞を印刷する紙と、コピーなどに使う紙の生産量が、ほぼ同じになる。少し不思議な感じがします。
「紙は文化のバロメーター」という言葉があります。
しかし、残念ながら、デジタル化の進展によって、この言葉は以前ほど通用しなくなってきたのかもしれません。
その一方で、サイバー攻撃などをきっかけに、紙の信頼性を見直す動きもあります。また、海外では教科書のデジタル化を見直す動きも出ています。
私は、同じ文字でも「パソコンなどの画面では『見る』。紙では『読む』」と表現しています。
情報をただ見るのではなく、紙を手に取って読む。その文化が、これからも残ってくれればありがたいと思います。
今回の出張は3人で行きました。
ところが、都会のコンビニでも置いてある新聞の部数は少なく、翌日は3人で1部の新聞を回し読みしました。
もしかすると、私たちは時代の流れについていけない「希少生物」になりつつあるのかもしれません・・・




